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『農業と経済』2017年12月号

台風21号で大荒れとなった10月22日、衆議院選挙で天候不順となったのは、結成時には満帆の追い風であった希望の党でした。結成当初は台風の目になるかとも思われましたが、小池代表の「排除」の一言で風向きは一気に変わりました。目になるはずが、台風にのみこまれてしまった感があります。民進党の前原代表の、奇策か無策か、あるいは隠された意図のある策なのか、思わぬ対応も裏目に出たものと思います。
 台風後の23日は、事務所移転の初日となりました。事務所前に続く道は、台風の影響で一部の鉄道がとまったために大渋滞でほとんど車が動かず、初日から大遅刻の社員が続出という波乱の幕開けとなりました。渋滞が収まったのはようやく昼過ぎでした。
 今年は夏場から雨の多い天候で、野菜も非常に高くなっています。米の生産数量の調整も「順調」で、その上の天候不順となれば、おそらく今年の米価は高止まりするのではないかと思われます。しかし、ほんとうにそれは喜ぶべきことなのか。
 米消費が細る一方で、縁故米の増加や、消費者の二極化の進行、飼料米と財政問題、輸出促進政策や日本食の世界的な普及など、「コメ」を取り巻く状況は、これまでとは様相が違ってきています。おそらく、米価についてもどの層のどういう需要かによってその持つ意味合いはかなり違います。単純に値段が上がれば、高価格帯の国際競争力はいっそう下がりますし、国内では低価格帯の米消費者はますます米離れしていくのではないでしょうか。
 「信認を得た」という安倍内閣内からの発言がありますが、実情を見誤らずに舵取りをすることを祈っています。(R)

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