ホーム > 近現代中国における民族認識の人類学

近現代中国における民族認識の人類学

近現代中国における民族認識の人類学

中国の民族学界の重鎮・費孝通が提唱し、現代中国の民族政策の根幹をなす「中華民族多元一体構造論」を、学術的に検証。

著者 瀬川 昌久
ジャンル 人類学
出版年月日 2012/01/30
ISBN 9784812211502
判型・ページ数 A5・296ページ
定価 4,950円(本体4,500円+税)
在庫 在庫あり
この本に関するお問い合わせ、感想
 

目次

第Ⅰ部 民族接触の現場からの検証
第1章 中華民族多元一体構造論と民族行政の現場における民族認識(瀬川昌久)
第2章 民族の名のりと移住――貴州省黔東南苗族侗族自治州の事例から(曽士才)
第3章 漢族と非漢族との相互影響について――広西の「蔗園人」の習俗に関する一考察(塚田誠之)
第4章 都市の再開発と回族コミュニティーの変容――江蘇省南京市の事例を中心に(西澤治彦)
第5章 汶川地震後におけるチャン文化の復興と禹羌文化の創出(松岡正子)
第Ⅱ部 史的パースペクティブからの検証
第6章 少数民族教育と中華民族多元一体構造論――雲南・徳宏タイ族の学校教育の事例から(長谷川清)
第7章 漢族の中の多元と一体――近百年における百家アイデンティティーの動態を例に(瀬川昌久)
第8章 太平天国の客家正統論と「中国」ナショナリズム(菊池秀明)
第9章 中国の国家・民族論の系譜における中華民族多元一体構造論の位置づけについて(上野稔弘)

このページのトップへ

内容説明

中国の民族学界の重鎮・費孝通が提唱し、現代中国の民族政策の根幹をなす「中華民族多元一体構造論」を、学術的に検証。世界的に中国の民族問題が注目されるなか学術的にも社会的にも意義ある一冊。

このページのトップへ