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経済学史入門

経済学方法論からのアプローチ

経済学史入門

アダム・スミスやミル、ケインズなど、経済学者たちはどのような方法論で経済学を研究してきたか?新たな視点からの経済学史テキスト

著者 久保 真
中澤 信彦
ジャンル 経済・経営
テキスト > テキスト(経済・経営)
出版年月日 2023/04/25
ISBN 9784812222133
判型・ページ数 A5・284ページ
定価 2,750円(本体2,500円+税)
在庫 在庫あり
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目次

まえがき

【第Ⅰ部 経済学誕生への道程】
第1章 経済学誕生以前の経済認識の枠組みはいかなるものであったか
 ──ポリュビオス、アウグスティヌス、マキャヴェリ(中澤信彦)

第2章 経済秩序はいかに認識されるようになったのか
 ──ケネー、チュルゴ、スミス(松本哲人)

【第Ⅱ部 経済学の確立・刷新・分岐】
第3章 経済生活にとって人口と資源はどれほど基底的か
 ──マルサス、シーニア(藤村哲史)

第4章 資本主義の把握において階級概念はいかなる意味で本質的か
 ──リカードウ、マルクス、スラッファ(久保 真・若松直幸)

第5章 経済現象は主観的に説明すべきなのか
 ──メンガー、ハイエク、ラッハマン(原谷直樹)

第6章 経済学はなぜ歴史的でなければならないのか
 ──ドイツとイギリスの歴史学派(佐々木憲介)

第7章 経済活動にとって制度はいかなる意味で本質的か
 ──ヴェブレン、ミッチェル、クラークおよびタグウェル(石田教子)

【第Ⅲ部 現代経済学への展開】
第8章 経済学が功利主義に基礎を置くのはいかなる意味においてか
 ──ヒューム、ベンサム、ピグー(中井大介)

第9章 経済学はどこまで数学的でなければならないのか
 ──数理経済学の先駆者たちと開拓者たち(上宮智之)

第10章 経済をマクロ的に捉えるということはどういうことか
──マクロ経済学の「マクロ的」アプローチと「ミクロ的」アプローチ(廣瀬弘毅)

第11章 ミクロ経済学は何を説明してきたのか
──情報と合理性を巡る150年間、限界革命から行動経済学まで(江頭 進)

第12章 経済学にとって方法論はいかなる意味で重要か
 ──スミス、ミル、ウェイトリ、20世紀以降の科学哲学(只腰親和)

コラム
①パラダイム(中澤信彦)
②自然法(松本哲人)
③反証可能性(中澤信彦)
④演繹と帰納(久保 真)
⑤社会主義経済計算論争(原谷直樹)
⑥因果関係(藤村哲史)
⑦経済人(石田教子)
⑧基数的効用と序数的効用(中井大介)
⑨経済学の呼称と定義(上宮智之)
⑩貨幣数量説(廣瀬弘毅)
⑪経済学の科学化(江頭 進)
⑫論理実証主義(久保 真)

あとがき/一次文献リスト/人名索引・事項索引

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内容説明

アダム・スミスやミル、ケインズなど、経済学者たちは、どのような方法論を用いて経済学を研究してきたのでしょうか? 経済学における、さまざまな学派の成り立ちや展開、現代的意義を探究しながら、経済学の歴史を学ぶ、新たな視点からの経済学史テキスト。

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