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「パンチ&ジュディ」のイギリス文化史

「パンチ&ジュディ」のイギリス文化史

三五〇年の歴史をもつ英国人形劇「パンチ&ジュディ」。単純で暴力的な内容にもかかわらず人々に愛され続ける、その魅力に迫る。

著者 ロバート・リーチ
岩田 託子
ジャンル 歴史・地理
出版年月日 2019/05/25
ISBN 9784812218051
判型・ページ数 A5・344ページ
定価 3,850円(本体3,500円+税)
在庫 在庫あり
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目次

はじめに:日本におけるパンチ&ジュディ

■第一章 悲劇的喜劇あるいは喜劇的悲劇
       The Tragical Comedy or Comical Tragedy
■第二章 祖 先
       Ancestry
■第三章 上演の成り立ち
       The Making of the Show
■第四章 一八二〇年代
       The 1820s
■第五章 ディケンズとメイヒューの時代
       The Age of Dickens and Mayhew
■第六章 新しい状況
       New Surroundings
■第七章 ヴィクトリア朝の現実
       Victorian Reality
■第八章 パンチ上演者
       The Swatchel Omis
■第九章 二十世紀
       Twentieth Century
■第十章 ピッチーニ再興
       Piccini Revived
■第十一章 民衆の中での伝統
       Popular Tradition
■第十二章 「パンチ&ジュディ」の意義
       Meanings

〈内容説明〉
道化のようだが悪辣で、喜劇的でありながらグロテスク――

英国人なら知らない者はない人形劇、「パンチ&ジュディ」。

魅力ある話やキャラクターはもちろん、上演者や観客も「パンチ&ジュディ」の重要な一部であり、それはイギリスの路傍で作り上げられてきた歴史・文化である。そのルーツ、命を吹き込んできた上演者や観客たちの姿を追い続けると、道化・悪漢とは違ったパンチの姿が浮かびあがる。

「はじめに」では、訳者が日本における「パンチ&ジュディ」の上演や紹介について解説。

イギリス文化だけでなく、日本の人形劇界にも知的刺激を与えてきた「パンチ&ジュディ」の深い魅力をここに伝える。

カバーに使われている絵画はL.S. Lowryの“Punch and Judy”(1943年作)。
中央少し右に「パンチ&ジュディ」の人形劇が行われている「箱舞台」があり、観客が集まっている様子が描かれている。この絵があらわすように、話の内容やキャラクターだけではなく演者も観客も含めたそれが「パンチ&ジュディ」なのであり、いまもなおイギリスの路上で作られ続ける歴史・文化であるといえよう。

※Amazonの書籍詳細ページでも、本文内の図版数点と詳細な内容説明を掲載しています。ぜひご覧ください!

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内容説明

三五〇年の歴史をもつ英国人形劇「パンチ&ジュディ」。魅力ある話やキャラクターはもちろん、上演者や観客も「パンチ&ジュディ」の重要な一部であり、それはイギリスの路傍で作り上げられてきた歴史・文化である。日本にも刺激を与えてきた深い魅力をここに伝える。

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