ホーム > 〈移動社会〉のなかのイスラーム

〈移動社会〉のなかのイスラーム

モロッコのベルベル系商業民の生活と信仰をめぐる人類学

〈移動社会〉のなかのイスラーム

庶民の生活に息づくイスラームを描き出し、イスラームおよびイスラーム社会への理解を深めることを目的とする。

著者 齋藤 剛
ジャンル 人類学
地域研究
シリーズ 地域研究ライブラリ
出版年月日 2018/02/28
ISBN 9784812217092
判型・ページ数 A5・354ページ
定価 6,600円(本体6,000円+税)
在庫 在庫あり
この本に関するお問い合わせ、感想
 

目次

序 章 移動とイスラームへの視座

第一章 生活からの聖者信仰への視座

第二章 ベルベル人と民族的差異―アマズィグ運動と「境界的思考」

第三章 情報と人的ネットワークの結節点としての故郷

第四章 シュルーフ人の商いと社会関係構築の諸相

第五章 「大聖者」ベン・ヤアコーブの末裔とスース地方南部社会の紐帯

第六章 モロッコ南部山岳地帯における部族民と聖者祭・廟参詣

第七章 聖者信仰の本質化を超えて―フキーによる治療が意味するもの

終 章 聖者信仰を広げる世界、聖者信仰が開く世界

このページのトップへ

内容説明

一部の過激派の暴走によりイスラームを脅威とみなす風潮が世界的に広まっている。しかしイスラームそのものが暴力的な宗教というわけではない。本書では、庶民の生活に息づくイスラームを描き出し、イスラームおよびイスラーム社会への理解を深めることを目的とする。

このページのトップへ

関連書籍

帝国ロシアとムスリムの法

帝国ロシアとムスリムの法

交錯する複数の法からムスリムを読み解く

 
中国水環境の歴史と現在

中国水環境の歴史と現在

現地資料と政策から中国水環境の実態を探る

著者:小林 善文
 
 
アフリカ・サバンナの〈現在史〉

アフリカ・サバンナの〈現在史〉

イギリスによる植民地化から現在まで

著者:楠 和樹
 
外国人移住者と「地方的世界」

外国人移住者と「地方的世界」

日中韓台を中心に一斉調査を行い比較検討

著者:藤井 勝
平井 晶子
 
 
地域研究からみた人道支援

地域研究からみた人道支援

人々が自力で立ち上がる姿を目指して

 
 
移動と移民

移動と移民

移民研究の新しい地平

著者:栗田 和明
 
 

このページのトップへ