目次
1 時を超えて出会いは再び訪れる―李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ(ジェニファー コーツ)
コラム1●海外における日本映画をめぐるさまざまな「出会い」(ジェニファー コーツ)
2 《蝶々夫人》と「わたしたち」―すれ違う自己投影イメージ(小石かつら)
コラム2●お寺と鳥居――日本近世・近代における「神道」の成立と「宗教」(置田清和)
3 連鎖する邂逅―海を渡る商人とストーン・タウンの古びた邸宅(鈴木英明)
4 移民は〈自己〉をどう語るか―タイにおける雲南系ムスリムの女性たち(王 柳蘭)
コラム3●イスラームと漢語の邂逅――「回回」の変容(中西竜也)
5 異郷の隣人か信仰の敵か――草創期のマドラスにおける「ポルトガル人」(和田郁子)
おわりに
内容説明
異文化接触が語られるとき、そこに異質性を見出しているのは誰なのだろうか。私たちにとっての異文化は、かつても、今も、これからも異文化なのだろうか。人びとの移動や、表象文化などをテーマに、人間が経験した多様な他者との邂逅を見つめ直し、「異文化接触」を再考する意欲的試み。
関連記事
- 昭和堂2021年社会学新刊・好評既刊 - 2020.10.09
- 【掲載】『他者との邂逅は何をもたらすのか』(出版ニュース) - 2017.06.22
- 2017年4月新刊 - 2017.04.14
- 近刊追加しました - 2017.02.14