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サーヘルの環境人類学

内陸国チャドにみる貧困・紛争・砂漠化の構造

サーヘルの環境人類学

サーヘル内陸国チャドが抱える貧困・紛争、そして、それらを背景に浮かび上がる砂漠化問題の構造を読み解く。

著者 石山 俊
ジャンル 人類学
出版年月日 2017/03/31
ISBN 9784812216187
判型・ページ数 A5・232ページ
定価 5,060円(本体4,600円+税)
在庫 在庫あり
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目次

はじめに

序 章 サーヘル内陸国チャドの諸問題とその捉え方

■第Ⅰ部 チャド盆地の地理・生業・文化

第1章 チャド盆地の自然環境
第2章 チャドの農牧漁業
第3章 チャドの人口分布・民族・文化

■第Ⅱ部 サーヘル内陸国チャドの形成と近代政治経済史
第4章 サハラ交易とサハラ南縁のイスラーム文明形成
第5章 フランス領チャドの形成
第6章 フランス領チャドの植民地経営と独立後の経済
第7章 チャド独立後の政治紛争史

■第Ⅲ部 サーヘル内陸国チャドの砂漠化と住民生活
第8章 サハラ南縁の気候変動と砂漠化
第9章 チャド湖南岸の住民生活と砂漠化
第10章 NGO「緑のサヘル」の砂漠化対処活動
第11章 改良カマドの実際の使用条件下での効率

終 章 サーヘル内陸国チャドの貧困・紛争・砂漠化の構造
おわりに

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内容説明

サハラ砂漠南縁に広がるサーヘル地域。深刻な砂漠化が国際的関心事となっているこの地域にあって、とりわけ貧しいチャド共和国。かつてサハラ交易により繁栄したチャドが現在かかえる問題とは。「内陸国化」を軸に貧困・紛争・砂漠化の構造に切り込む。

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