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「学校化」に向かう南アジア

教育と社会変容

「学校化」に向かう南アジア

急激な変化を続ける南アジア。その実際はどういうものなのか。学校制度をはじめとした教育という視点から、その社会の変貌に迫る。

著者 押川 文子 編著
南出 和余 編著
ジャンル 教育
社会
人類学
地域研究
出版年月日 2016/02/28
ISBN 9784812215395
判型・ページ数 A5・420ページ
定価 6,930円(本体6,300円+税)
在庫 在庫あり
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目次

第Ⅰ部 変革する南アジアの教育制度

第1章 インドの教育制度―国民国家の教育制度とその変容
第2章 パキスタンの教育制度の特徴と課題
第3章 バングラデシュの教育制度―多様な担い手による普及と政策

コラム 「ネパールの国民統合における民族、宗教、言語の多様性と教育」
    「スリランカ、コロンボ周辺の富裕層を対象とした障害児の教育」
    「ブータンの国民総幸福(Gross National Happiness)教育と特別支援教育」
    「モルディブの人々と教育」

第Ⅱ部 教育機会の拡大と多様化

第4章 初等教育の就学における社会階層間格差―ビハール州農村の事例から
第5章 インドの初等教育における有償教育の拡大
     ―デリーの低所得地域における低授業料私立学校と有償の補習指導
第6章 インドにおけるノンフォーマル教育とNGO
     ―デリー、ストリートチルドレンを対象とした教育実践と子どもの権利
第7章 チェンナイにおけるSC/ST/OBCs学生の学歴形成と教育制度
第8章 パキスタンにおける識字教育
    ―パンジャーブ州識字行政改善プロジェクト(2004-2007)より
第9章 パキスタンにおけるマドラサ改革の問題
第10章 バングラデシュにおけるマドラサ教育の複線性と多様性

コラム 「インド・デリーのリキシャ引きの子どもと教育」

第Ⅲ部 教育のモビリティ

第11章 インド高等教育におけるテクニカル教育ブーム
     ―ウッタル・プラデーシュ州ワーラーナシーのマネージメント教育の事例的検討
第12章 若者の教育と雇用―デリー低所得地域の調査から
第13章 南インド村落の30年―職業と教育の変化を中心に
第14章 教育第一世代の教育経験-バングラデシュにおける教育と社会移動

コラム 「バングラデシュ農村における教育の自立発展性-僻地農村と近郊農村の比較から」

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内容説明

グローバル化の進展とともに、インドをはじめとする南アジア諸国も急激な発展と変貌を遂げている。日本ではわかりにくいその変化を、教育という視点から読み解き、南アジア社会の実相に迫る。

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