地域研究 15巻1号
総特集:グローバル・アジアにみる市民社会と国家の間―危機とその克服
総特集「グローバル・アジアにみる市民社会と国家の間―危機とその克服」
著者 | 地域研究コンソーシアム『地域研究』編集委員会 編 |
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ジャンル | 社会 人類学 歴史・地理 政治・政治哲学・法学 地域研究 |
シリーズ | 地域研究 |
出版年月日 | 2015/04/30 |
ISBN | 9784812215128 |
判型・ページ数 | A5・212ページ |
定価 | 2,640円(本体2,400円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
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目次
[総特集にあたって]地域研究は国境を越えるか―21世紀のアジア研究(竹中千春)
[座談会]大きく変わるアジア―台頭する中国とインドの狭間で
(国分良成・高原明生・金子芳樹・藤原帰一・白石さや・司会 竹中千春)
[第Ⅰ部]暴力が壊す社会、生み出す絆
法と買収と脅迫―インドネシア・タンジュンプリオク事件特別人権法廷(今村祥子)
暴力の連鎖―2012年インド・アッサム暴動(木村真希子)
武装勢力から議会政党へ―ネパールにおけるマオイストの変貌(小倉清子)
[第Ⅱ部]災害が壊す社会、生み出す絆
創造的復興とアジア市民社会の形成
―フィリピン・ピナトゥボ山噴火で被災したアエタ支援の経験から(清水 展)
災害とと人間の安全保障―東日本大震災の経験から(長有紀枝)
[第Ⅲ部]選挙が壊す社会、生み出す絆
選挙と村人―インド最貧州における民主主義の実践(中溝和弥)
ネット社会の選挙と民主主義―韓国の大統領選挙における世代対立を軸に(磯崎典世)
ジェンダー、移民、NGO―シンガポールの政治変動(田村慶子)
内容説明
総特集「グローバル・アジアにみる市民社会と国家の間―危機とその克服」
20世紀に「知」の体系として確立したアジア研究を、21世紀の今日的視点に立って改めて検討。個々の事例を超えてアジア的な類似性や共通性を見出すことができるか。暴力・災害・選挙を軸に考察する。