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目次
序 章 ロシア帝国支配地域の大学と民族知識人
(橋本伸也)
■第Ⅰ部 大学と知識人
第1章 19世紀前半ペテルブルグ大学の教授・学生中の民族集団
(ジェコフスカヤ、タチャーナ/サンクトペテルブルグ国立大学歴史学部准教授、橋本伸也訳)
第2章 ヴィルノ大学とロマン主義知識人
(梶さやか/岩手大学人文社会科学部准教授)
第3章 1830年代の新しいフィンランド知識人とナショナリズムの影響回路
(ルーカネン、タリャ=リーサ/ヘルシンキ大学神学部講師、
石野裕子訳/金沢大学先端科学・イノベーション推進機構博士研究員)
第4章 エストニア学生協会と民族知識人の醸成
(小森宏美/早稲田大学教育・総合科学学術院准教授)
第5章 ロシア帝国末期のユダヤ人大学生――デルプト/ユリエフ大学の事例を中心に
(橋本伸也)
■第Ⅱ部 民族知識人と知の媒介者
第6章 ヴォルガ・ウラル地域のテュルク系ムスリム知識人と女性の啓蒙・教育
(磯貝真澄/京都外国語大学国際言語平和研究所嘱託研究員)
第7章 グルジア語読本とロシア語読本の共犯関係―グルジア識字普及協会の活動
(伊藤順二/京都大学人文科学研究所准教授)
第8章 19世紀後半サンクト・ペテルブルグにおけるポーランド人の出版活動
――地理書『絵のように美しいロシア』の刊行をめぐって
(巽由樹子/東京外国語大学国際社会学部専任講師)
■第Ⅲ部 帝国域内外のネットワーク
第9章 近世ルテニアの啓蒙・教育活動と宗派共同体――「正教スラヴ」ネットワークの中で
(福嶋千穂/京都大学ほか非常勤講師)
第10章 バルト・ドイツ人の「知のネットワーク」
(今村労/早稲田大学文学学術院非常勤講師)
第11章 ベストゥジェフ課程における外国人女子学生
(ヴァフロメーエヴァ、オクサーナ/サンクトペテルブルグ大学歴史学部准教授、橋本伸也訳)
第12章 イスラーム教育ネットワークの形成と変容―19世紀から20世紀初頭のヴォルガ・ウラル地域
(長縄宣博/北海道大学スラブ研究センター准教授)
第13章 ロシア正教会とローマ・カトリック教会―19世紀における正教神学言説の形成
(エレーナ・アスタフィエヴァ/フランス国立科学研究センター研究員)
(橋本伸也)
■第Ⅰ部 大学と知識人
第1章 19世紀前半ペテルブルグ大学の教授・学生中の民族集団
(ジェコフスカヤ、タチャーナ/サンクトペテルブルグ国立大学歴史学部准教授、橋本伸也訳)
第2章 ヴィルノ大学とロマン主義知識人
(梶さやか/岩手大学人文社会科学部准教授)
第3章 1830年代の新しいフィンランド知識人とナショナリズムの影響回路
(ルーカネン、タリャ=リーサ/ヘルシンキ大学神学部講師、
石野裕子訳/金沢大学先端科学・イノベーション推進機構博士研究員)
第4章 エストニア学生協会と民族知識人の醸成
(小森宏美/早稲田大学教育・総合科学学術院准教授)
第5章 ロシア帝国末期のユダヤ人大学生――デルプト/ユリエフ大学の事例を中心に
(橋本伸也)
■第Ⅱ部 民族知識人と知の媒介者
第6章 ヴォルガ・ウラル地域のテュルク系ムスリム知識人と女性の啓蒙・教育
(磯貝真澄/京都外国語大学国際言語平和研究所嘱託研究員)
第7章 グルジア語読本とロシア語読本の共犯関係―グルジア識字普及協会の活動
(伊藤順二/京都大学人文科学研究所准教授)
第8章 19世紀後半サンクト・ペテルブルグにおけるポーランド人の出版活動
――地理書『絵のように美しいロシア』の刊行をめぐって
(巽由樹子/東京外国語大学国際社会学部専任講師)
■第Ⅲ部 帝国域内外のネットワーク
第9章 近世ルテニアの啓蒙・教育活動と宗派共同体――「正教スラヴ」ネットワークの中で
(福嶋千穂/京都大学ほか非常勤講師)
第10章 バルト・ドイツ人の「知のネットワーク」
(今村労/早稲田大学文学学術院非常勤講師)
第11章 ベストゥジェフ課程における外国人女子学生
(ヴァフロメーエヴァ、オクサーナ/サンクトペテルブルグ大学歴史学部准教授、橋本伸也訳)
第12章 イスラーム教育ネットワークの形成と変容―19世紀から20世紀初頭のヴォルガ・ウラル地域
(長縄宣博/北海道大学スラブ研究センター准教授)
第13章 ロシア正教会とローマ・カトリック教会―19世紀における正教神学言説の形成
(エレーナ・アスタフィエヴァ/フランス国立科学研究センター研究員)
内容説明
ロシア帝国期における諸民族の民族意識の形成・発展や、帝政末期の社会変動と帝国の動揺における知識人の役割を捉えるとともに、そうした多様性によって彩られたロシア帝国の複合性を垣間見る。
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