日本の哲学 第14号
特集:近代日本哲学と論理
西田の「事物の論理」など、近代で強く意識されるようになった「論理」。その意味を紐解くことで、日本の哲学の現代的意義を探る。
著者 | 日本哲学史フォーラム 編 |
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ジャンル | 哲学・論理学・思想 |
シリーズ | 日本の哲学 |
出版年月日 | 2013/12/25 |
ISBN | 9784812213513 |
判型・ページ数 | A5・160ページ |
定価 | 1,980円(本体1,800円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
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目次
心学・理学・心理学――西村茂樹の『心学講義』を媒介に(吉田公平)
《特集 近代日本哲学と論理》
絶対矛盾的自己同一の論理(小坂国継)
在るてふことの不思議――場所と像(小林信之)
田辺の「種の論理」と西田哲学に対する批判(竹花洋佑)
三木清の『構想力の論理』における構想力の概念とその活用(平子友長)
山内得立のレンマの論理(後藤正英)
批判的思惟の有効性――マルクス主義と日本思想史(末木文美士)
《論文》
世界的自覚と東洋文化――西田哲学と大拙禅の世界貢献の可能性(水野友晴)
後期西田哲学における生命論とJ・S・ホールデン(守津隆)
《書評》
嶺秀樹『西田哲学と田辺哲学の対決――場所の論理と弁証法』(熊谷征一郎)
野家啓一監修『日本哲学の多様性』(日高明)
内容説明
西田幾多郎の「事物の論理」、三木清の「ものの論理」、山内得の「レンマの論理」など、近代日本哲学で強く意識されはじめた「論理」。その「論理」の意味を紐解くことで日本の哲学の現代的意義を探る。